9月セミナー「医大を釧路に 〜持続的発展可能な地域医療の実現を目指して〜」を開催しました

釧路商工会議所青年部では、地域医療をテーマに取り上げ、道東地域が抱える医師不足など医療の課題について認識を深めるとともに、地域としての今後の対応などにつなげていくため、Changeくしろ委員会(濱屋宏隆委員長)を中心に活動を進めている。
6月には、市民に参加を呼びかけて公開例会を開催し、(独)労働者健康福祉機構釧路労災病院の宮城島拓人副院長を招き、医師不足や総合病院の診療科減少といった道東地域の医療機関が抱える課題について聞くとともに、地域医療を担う人材を確保するための新たな医師養成制度の必要性について理解を深めた。
また、例会で学んだ内容を市民に知ってもらうため、7月のくしろ霧フェスティバル会場でパネル展示を行った。
今月2日(木)には、このテーマをさらに深く掘り下げるため、北海道医療大学の小林正伸教授を講師に招いてセミナーを開いた。
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午後5時より道東経済センタービルで開かれたセミナーでは、佐渡会長が「地域の発展のためにも、住民が安心して医療を受けられる環境が第一に必要」と挨拶し、濱屋委員長が趣旨説明を行った。
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続いて、「医大を釧路に〜持続発展可能な地域医療の実現を目指して〜」をテーマに小林氏の講演に入った。
小林氏は、都市部への医師の偏在による地方の医師不足は、新臨床研修医制度の影響により加速したとし、加えて地方での1次・2次の医療に触れる研修医が減っていることを説明し、「地方病院で現場に触れる機会を作り、地域医療に携わる人材の育成をめざしていくことが大切」と述べた。
そこで、医大誘致構想を例に上げ、地域医療機関と連携した臨床教育や教員確保の仕組み、地元高校からの入学枠の確保、学士編入制度といった、新しい医大のあり方などを紹介した。
その上で「地域医療活性化コンソーシアム」構想を示し、道内の大学医学部と地方病院が医学生・研修医教育で相互に連携し、地域医療への理解と医師の定着を促していく方策について解説した。
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